01どんな状況だったか
一人の会社です。事務に時間を取られると、そのぶん本業が止まります。案件が10件を超えたあたりから、どれが止まっているのかが自分でも分からなくなりました。
02何が問題だったか
- 見積・請求・入金確認が月末に固まる。
- 案件が増えると、止まっているものに気づけない。気づいたときには何日も経っている。
- 状態がいろいろな場所に散らばっていて、どこを見れば正しいのか決まっていない。
- 経理の判断をAIに任せると楽だが、間違っていたときに気づけない。
03仕組み
AIがやるのは「事実を集めて形にする」まで。何を先にやるかは人が台帳に書き、その判断だけが下流に流れる。
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04何をしたか
正しいデータの置き場所を1つに決めた
案件の状態も、経理の記録も、置き場所を1箇所に決めています。どこを直せばよいかが常に決まるので、直し忘れが起きません。
毎朝、ひとりでに事実を集めるようにした
各案件を見て、更新の有無と止まっている日数という事実だけを集めます。「危ない」「急ぎ」といった判断はここではしません。
経理の判断は、別々のAIに独立に見せて突き合わせた
同じ資料を2つの生成AIにそれぞれ見せ、答えを比べます。一致したところはそのまま通し、食い違ったところだけ人が確かめます。さらに「事実」「推論」「足りない資料」を分けて書かせているので、どこが推測なのかが分かります。
接点を3つに絞った
チャットで指示する、LINEで報告する、管理画面で確認する。増やすと、どこに書いたか分からなくなります。
優先順位は人が決める
何を先にやるかは人が書き込みます。AIが集めた事実と、人が書いた判断を、はっきり分けて置いています。
05システム構成
経理まわりの判断は、1つのAIに任せず、別々のAIに独立に見せて突き合わせている。一致したところは通し、食い違ったところだけ人が確かめる。
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判断をAIに渡さないのは、遠慮ではなく設計です。判断まで渡すと、間違ったときにどこで間違えたのかを追えなくなります。事実と判断を分けておくと、直すべき場所がいつも分かります。2つのAIに独立に見せるのも同じ考え方で、片方の思い込みがそのまま通らないようにするためです。
Google Apps Script
Google スプレッドシート
Claude
Gemini
LINE Messaging API
06出来上がったもの
※ 案件名・件数はすべて、この説明のために作ったサンプルです
毎朝この画面が出来上がる。止まっている案件と、経理で人が見るべき件だけが上に出てくる。
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07どう変わったか
- 止まっている案件が、翌朝には分かるようになった。
- 事務にとりかかるまでの心理的なコストが下がった。何をやるかが既に並んでいるからです。
- 経理で人が見るべき件だけが上がってくる。一致した分は確認しなくてよくなった。
- 同じ形をお客様に持ち込めるようになった。自分で毎日使っているので、どこがつらいかを知っています。
自分の会社が最初の実験台です。うまくいかなかった部分も含めて、自分のところで先に踏んでから持ち込むようにしています。
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