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データ分析 不動産・建築業の企業 実証まで完了

建築図面をAIで読み取る自動見積りシステム

図面から見積りの数量を拾う仕事を、一晩で終わるようにした

精度を競うより、計算の過程が見えることを優先しました。数式と根拠が残るので、担当者が手計算と突き合わせて差の理由まで追えます。

01どんな状況だったか

建築の売価を決めるとき、図面を見ながら必要な材料と数量を拾い、単価を掛けて積み上げていました。長くやっている人ほど速く、正確です。裏を返すと、その速さと正確さはその人の中にあります。

02何が問題だったか

03仕組み

図面(PDF)過去の設計データ単価の資料3つをまとめて読ませるAIが図面から数量を拾う根拠つきで数量根拠・単価根拠が書かれた見積り表必ず人が見る担当者が手計算で検算差が出た理由もAIに出させる担当者の記憶と手作業で積み上げていた数量拾いを、根拠が残る形にした決めるのは人のまま。AIが出すのは「検算できる形」のたたき台まで
肝は精度ではなく、計算の過程が見えること。数式と根拠が残っているから、担当者が手計算と突き合わせて差の理由まで追える。

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04何をしたか

  1. 図面と手元の資料をまとめて読ませた

    図面(PDF)だけでなく、過去の設計データと単価の資料も一緒に渡します。片方だけだと、拾えても値が入りません。

  2. 根拠を必ず書かせた

    ここが一番の勘所です。数量がいくつか、ではなく、その数量がどこから来たのかその単価がどの資料の何行目かを必ず出力させます。

  3. 数式の入った表として出させた

    値だけの表ではなく、計算式が入った状態で出します。式が見えれば、担当者はその場で差し替えて確かめられます。

  4. 担当者の手計算と突き合わせた

    AIの試算と、担当者が積み上げた金額を並べます。差が出たら、その差の理由までAIに出させます。実際、拾い漏れと、単価の決め方のロジックの違いが原因だと分かりました。

  5. 新しいシステムを立てなかった

    すでに契約している生成AIの上で動かしています。追加の月額費用は発生していません。

05システム構成

① 読ませるもの図面(PDF)過去の設計データ単価の資料まとめて② 生成AI図面から数量を拾う根拠を必ず書かせるすでに契約済みのものを使う書き出す③ 出てくるもの数式が入った見積り表数量と単価の根拠差が出た理由の説明新しいシステムは立てていない。追加の月額費用も発生していないそのあと担当者が手計算と突き合わせて、価格を決めるAIが出すのは、検算できる形のたたき台まで
出力を「数式の入った表」にしているのが肝。値だけを返させると、担当者がその場で確かめられない。

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生成AI(既存契約の上に構築) Excel

06出来上がったもの

概算売価サマリー.xlsxfx=SUMPRODUCT(D8:D24, E8:E24)工事区分ごとの内訳工事区分数量単位単価金額数量の根拠基礎コンクリート182m324,8004,513,600図面 A-02 基礎伏図鉄筋21.4t142,0003,038,800図面 S-05 配筋表外壁パネル640m29,6006,144,000図面 A-11 立面図サッシ88箇所38,5003,388,000図面 A-14 建具表内装仕上げ1,240m25,4006,696,000図面 A-21 仕上表AIの試算(合計)23,780,400担当者の手計算との差-1,240,000差が出た理由外装の役物を数量に含めていませんでした(図面 A-11 の凡例に記載)。また、内装の単価は前年度の資料を参照しています。最新版に差し替えが必要です。

※ 工事区分・数量・単価・金額はすべて、この説明のために作ったサンプルです

値だけでなく数式と根拠が入っている。だから担当者は、その場で数量を差し替えて確かめられる。

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07どう変わったか

実証までが終わった段階です。精度そのものよりも、「人が最後に検算する」形をどう保つかに時間をかけています。当てにいくと、当たっているときは便利で、外れたときに誰も気づけない道具になります。

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